カチコチ通信おんらいん 20221220 もしも買った土地を掘ったらゴミが出てきたら

12月のカレンダー
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子供の頃、いやいまも、こたつでうとうとするのが好きな奧村隆充です。

売買契約する時にでてくる契約不適合責任について

土地売買する時に地面の下に何が埋まっているかは見えません。

建物を建築をするときに、土台を作るために地面を掘ります。

その時に、土の中に大きな石とか、コンクリートの塊がはいっていたり、その他ゴミが出てくることがたまにあります。

土台を作るには取り除かないとできないので、取り除きますが、予定外の費用が掛かることとなります。

地中埋設物の有無はたいていの場合、売主も買主も分からないリスク

なので、土地売買契約する時に万が一地中に確かめようのないものがあった時に誰がその撤去費用を負担するかをきめます。

これは契約書の中では、地中に何ら埋まっていないことで予定を立てて購入した場合は契約した内容が違ってきますので、契約不適合と呼び、契約不適合責任をもつとか記載されます。

地中埋設物の撤去をするのは費用が掛かるなければかからない

これは、どちらも掘ってみるまで分からないリスクとなり、値引き交渉をするときに、では、契約不適合責任を外せば、いいですよ。とか使われることもあります。

これは契約前に地中に何か埋まっていることがわかっている場合は、リスクではなく、あらかじめわかっているその土地の特徴ですから、それをもとに値段を決めるので、契約不適合責任をセットした契約であっても、買主が処理をすることになります。

契約する時には金額にかかわることなのに意外とさらっと書いてあるので注意

売主は、掘ってみないとわからない場合にない場合の値段で売ることができますので、運よく地中物がなければ得ですので、そういう意味で売主と買主は対等といえます。

この契約不適合責任は価格とセットの関係であると考えていただくとよいかと思います。

地歴の調べ方の基本

先ほど、掘ってみるまではわからないといいましたが、地歴を調べることで地中埋設物の可能性がわかるヒントがある場合があります。

地歴とは一番簡単なので、売買する土地の現在の登記簿からその閉鎖登記簿まですべてつなげてとることである程度分かります。

土地を誰が買ってどれくらいの期間もっていたのか。

土地の地目で使用方法がわかります。

閉鎖登記簿にはいまではない地目が使われており、より詳しく分かります。

場所によって違うかもしれませんが、少し前まで閉鎖登記は無料で取れました。

登記所がずいぶん変わってきて最近実際に行くことが減りましたので現在も無料かどうかはわかりませんが、一度自分の登記を上げてみるのも面白いかもしれません。

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