カチコチ通信おんらいん
子供の頃朝ごはんはご飯に味噌汁だった奧村隆充です。
遺言書を書くことをおすすめします
遺言書を残す人の割合は1割ほどらしいです
遺言書を作っていない人が9割もいるというのは非常に残酷だと思います。
親が子供に争いの種を残すことになる確率が高いからです。
そもそも財産の分与を相続人同士で話し合いたくはないはずです。
親は子供に嫌われたくなくて決められない。だから、子供に丸投げです。
もしも遺言書があったら、基本的には不満が出ないように書いてもらっていれば、検認後、ほとんど話し合いをすることもなく、手続きを確認するくらいで、相続が決まります。大方の方はそうだと思います。子供同士にいさかいは起こるきっかけはなく、その後の子供同士の関係性は相続以前と変わらなく続くはずです。
なぜ遺言書がなかなかつくられないのでしょう
おそらく遺言を親が残してくれるのはありがたいことだと思うのですが、子供から遺言書を書いてくれというのは言いにくいことが多い。
親が自覚をもって、財産分与を考えてもらうしかないように思います。
とくに、自宅などの不動産と預貯金が財産のすべてである多くの親世代の方にお願いします。遺言書を作ってください。
もしも遺言書がないとどうなるのでしょう
自宅と預貯金という財産の残し方は非常に分けにくく、子供同士がはげしくぶつかることが多いですし、激しくなくても、かならずもめます。決まりません。
思い出とかいろいろな感情と、現実的な分けるということとが整合できないから。
2人兄弟で等価の不動産2つ、とお金が残っていれば半分にすることも比較的容易ですが、一つの不動産とお金がのこり、兄と妹だとして、不動産を兄がもらい結婚して外の籍にいる妹がお金を全部もらうとか、納得できれば良いですが、家の価値がお金より高い場合、差額のお金を払ってまで不動産がいるのか。
そもそも不動産の価格っていくらかはあくまでも査定なので、どうにでもなるんじゃないの?という疑問が浮かんでくるともう収拾がつきません。
しかも、今は不動産を欲しがる相続人は少ない。お金の取り合いになってしまうことは想像できます。
親世代の方へお願いです
少しでも相続人、子供の負担を減らすために、遺言書を書いてください。
嫌われることを恐れないでください。
遺言書の作成の仕方について
4つやり方があります。
「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」「自筆証書遺言保管制度を使った自筆証書遺言」
多くの方にとっては最後の保管制度を使った遺言が使いやすいのではないかと思います。また別の機会でご紹介します。